KRP PRESS Vol.160-162
Editorial















KRP PRESS Vol.160-162
Editorial
30年をかけ150冊以上を発刊してきた京都リサーチパーク(KRP)の文化誌「KRP PRESS」。編集長の交代に伴い、KRPが掲げる「創発」をよりドライブさせるための広報ツールとしての編集方針とコンテンツ刷新にあたり、Eat, Play, Sleep inc.と共に「KRP PRESS」のVol.160から162の制作を担当しました。 Eat, Play, Sleepによる社内インタビューによって「KRP PRESS」の今後の方針として導き出されたのは、「情報発信ツール」ではなく、「創発を生み出すために多様なステークホルダーとKRPが関係をつくるために、一つのトピックについて語り合うための器」としてのあり方。特に、これまできっかけを掴むことが難しかった文化・芸術セクターとの関係性づくりに注力することを意識した冊子づくりを目指すことでした。 誌面はこれまでのデザインとは打って変わり、専門性がなくとも読者の好奇心を刺激し、情報に触れやすいカジュアルな佇まいを目指しました。アイキャッチとなる表紙にはイラストレーションを採用。タイトルは「KRP PRESS」ではなく、「KRP」の3文字を動的かつシンボリックに強調することで、印象的で目を引く佇まいを目指しています。中面では表紙のテンションをそのままに、ビジュアルをダイナミックに扱っていくことで、雑誌のように飽きずに読める、気さくな誌面を心がけました。
Credit
アートディレクション, デザイン:
小林誠太
企画, コンテンツディレクション:
Eat, Play, Sleep inc.
編集:
堤大樹, 岡安いつ美, 嶋田翔伍(Vol.160), 鼈宮谷千尋(Vol.162)
表紙イラスト:
fancomi(Vol.160), 中山信一(Vol.161), 藤田翔(Vol.162)
中面イラスト:
fancomi(Vol.160), 椎木彩子(Vol.160), 山口洋佑
写真:
岡安いつ美, 田野英知(Vol.162)
クライアント:
京都リサーチパーク
事例写真:
大町晃平