pathports
Editorial












pathports
Editorial
freee株式会社が発行する全160ページのフリーマガジン『pathports』のデザインを担当しました。本誌のテーマは「自由のあり方」。さまざまな不自由に向き合いながらも、自分らしく、軽やかに働こうとする人々の姿を通して、これからの生き方のヒントを探る一冊となっています。 制作の中心を担ったのは、「全国を旅する編集チーム」Huuuu。編集長の日向コイケさんを筆頭に、Huuuuの友光だんごさん、荒田ももさん、副編集長の肥高茉実さんと和田拓也さん、さらにfreeeのブランドマネージャーである洪静順さんと中川杏珠さんが加わり、編集チーム一体となって制作を進めました。 表紙イラストはイラストレーターの中山信一さんが担当。freeeのブランドカラーを想起させる心地よく広がる青空に、ふわりと浮かぶ気球を描いたビジュアルで、「個人の生き方」や「旅路」といった本誌のテーマを表現しています。 誌名『pathports(パスポーツ)』は、「細道」や「進むべき方向」を意味する“path”と、「港」を意味する“port”を組み合わせた造語。一人ひとりの旅路を支える“パスポート”のような一冊でありたいという想いが込められています。 タイトルロゴは、表紙イラストの世界観を受け継ぎ、空に浮かぶ雲のようなフォルムに。“path(道・進路)”の意味に合わせて、文字に道のような緩やかな曲線を取り入れました。 誌面全体の設計では、「青空のような伸びやかさ」や「心地よさ」を大切にし、判型は一般的な雑誌よりもゆったりとしたワイドサイズに設定。カラーパレットやフォントはブランドガイドラインに準拠しつつ、その中で可能な限り自由な表現を模索しました。編集チームで密に連携しながら、丁寧に誌面を作り上げています。 『pathports』は現在、全国のfreee提携コワーキングスペースにて無料で配布中。設置を通じて提携スペースの拡大にもつながるなど、新たな広がりを生むきっかけとなっています。