アーティスト・イン・レジデンス「野良の滞在」

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アーティスト・イン・レジデンス「野良の滞在」

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京都の企画・制作プロダクション「Eat, Play, Sleep inc.」が、拠点とする亀岡・並河の「A HAMLET」にて新たに立ち上げた、アーティスト・イン・レジデンス・プログラム『野良の滞在』のロゴデザインを担当しました。 『野良の滞在』は、都市生活の中で単調になったリズムに「つくる」という営みを取り戻すためのレジデンスプログラムです。山や川に囲まれ、京都市中心部や北部へのアクセスも良い亀岡市。まさに「都市と田舎のあわい」に位置するこの土地で、参加アーティストは日常とは異なるリズムで暮らし、周囲の人々と関わりながら、「つくる」ことの本質を捉え直します。 現代の私たちの生活は、あらゆる面で便利になりすぎているのかもしれません。欲しいものはすぐに手に入り、誰にも会わずに仕事を完結させることも可能です。しかし、都市の忙しさの中では、本来の生きる基盤である「食べる・寝る・遊ぶ」といった行為が、どこかおざなりになっているようにも感じられます。 本来、クリエイティビティはそうした日々の営みの中に息づいていたはずです。生活の中にあった「つくる」を再び掘り起こし、再定義すること。本プログラムは、年に2〜4名のアーティストを迎え、その目的を共に探求していきます。 ロゴデザインでは、そんな都市と自然のあわいにある亀岡という場所性や、そこで生まれる創造的な行為そのものを、人工的な幾何学のなかに偶発性をとりいれた造形と質感を両立させながら、「野良の滞在」という文字を再解釈した紋章のような形へと変換することで表現しました。ロゴの質感は、プロジェクトの拠点となる「A HAMLET」の施工現場で採取した土を用いて造形をつくりあげ、土の質感を残したまま仕上げることで、「A HAMLET」という場所を下地とした、新たな創造行為を表現しています。

Credit

アートディレクション, デザイン
小林誠太
ディレクション
青木穂(Eat, Play, Sleep inc.)
クライアント
Eat, Play, Sleep inc.