Mattise “Blue Nude 1 2 3”

Experimental Work

Mattise “Blue Nude 1 2 3”

Experimental Work

以前、美術展で目にした、20世紀を代表するフランスの画家アンリ・マティスによる切り絵作品「青い裸体」の美しさが忘れられず、その感動をきっかけにつくったグラフィックの習作です。 切り絵という制限された手法をとることでうまれる大胆なラインと造形、色彩の簡潔さ、作品が醸すおおらかで自由な態度から、なにか学べるものはないかと思い、模写に近い感覚ではありますが、切り絵そのままでは模倣に寄りすぎると感じたため、似て非なる手法として、即興性があり形の制約が切り絵にちかしい、テープのような表現を用いて「青い裸体」を構成してみました。すると線と面の境界が曖昧になり、造形として面白い結果がうまれました。

Credit

アートワーク
小林誠太