べっくやちひろ「ママになるつもりはなかったんだ日記」

Book

べっくやちひろ「ママになるつもりはなかったんだ日記」

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編集者・ライターのべっくやちひろさんが、「ママ」という肩書きの重さに違和感を抱きながら、子どもと共に過ごした6年間の思考を綴ったエッセイ集。その装丁デザインを担当しました。 彼女が小学生の頃「ランドセルの色が赤いのが嫌だった」というエピソードから着想し、彼女の好きな色であるブルーやグリーンに、固定化された「女性らしさ」を表すピンク色を対比としてぶつけることで、肩書きの圧力に対する抗いを表現。 同時に、のがみもゆこさんが描くどこか抗いを感じさせる表情のべっくやさんのイラストを、ポップで可愛い「ママ」という乱暴な2文字で窮屈そうに挟み込むことで、エッセイのテーマが直感的に伝わるような佇まいを目指しました。

Credit

アートディレクション, デザイン
小林誠太
装画
のがみもゆこ
クライアント
べっくやちひろ
事例写真
大町晃平